私のそれまで、私のこれから

飾れない私の飾らない忘れずの記録

そんなに見た目って大事ですか?→そりゃ大事やろ ~「整形水」を見て~

皆様、お久しぶりです。私です

今回の記事の経緯

最近映画を週2ペースくらいで見ているんですけど、その中で見た映画で、割と心のなかに刺さったのと感想をつぶやいたらちょっと盛り上がった*1ので、久々に記事にします。

何を観たの?

観た映画は「整形水」という韓国のホラーアニメ映画。

あらすじは↓

小さい頃から外見に強いコンプレックスを持ち、人気タレントのメイクを担当しているイェジ。タレントからは罵倒され、ふとした偶然で出演したTV番組では、自分への悪意ある書き込みで自暴自棄に。そしてある日、巷で噂になっている“整形水”がイェジの元へ届けられた。顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水。後遺症も副作用もない。美しくなりたいという欲望に駆られ、イェジは“整形水”を試すことを決意する。全く新しい人生を歩むために。それからしばらくして、周囲で不審な出来事が起こり始める…。

seikeisui.jp


あまり韓国アニメを見る機会もないので、気になって鑑賞。

この後言及したい部分に繋げて軽く感想とポイントを


アニメーションが超絶クオリティかと言われれば、そんなことは無いけど、韓国独特の感情表現をアニメで見られるのはとても良かった。もし、劇場で見れるなら見ていただきたい作品。

お話も、ホラーアニメを銘打ってるので、一部過激な表現はあるけど、そこまでではないし、それよりも自分の見た目や承認欲求に悩んだ経験のある人はそれ以上の収穫があるはずなのでおすすめです。

・ 簡単に得られる美

この映画では整形水という商品を使うことで簡単に美しい姿になれる。それに故に、美を手に入れるのに苦労や悩む時間、行動がなく、人間的変化がほぼないまま見た目だけ変わることができる。それによって主人公はいい思いをしたり、芸能にスカウトされたりする。

これって危ういなあと。食習慣は変わってないから、このままなら見た目はすぐに元に戻るだろうなあとか思うし、見た目が変わることで中身は変わってないのに、周りの態度だけ変わって承認欲求は満たされる。因みにちょっとだけvtuberを思い出した。

・美への執着

簡単に美しさを手に入れた主人公。当然中身は変わってないので、そのスタイルを維持する大変さを知らず、当然食習慣もあまり変わらない。しかも、男性にデートに誘われることも多く、食事の機会を減らすこともできない。見た目がもとに戻る前兆が出たとき、主人公が思い出すのは整形水だった。。。

先程も書いたとおり、見た目は変わっても中身は変わってない。そうすると自分の体型を維持するのにどのように生活をすればいいかの習慣がまったくない状態で、いい部分だけ享受することになる。そして、自分にはどうにもできないのに変わらない中身、習慣の力によって少しずつ以前の姿に戻っていく。

んで何がいいたいのん?

そうでした。このアニメがなぜ心に刺さって文章までにしたくなったか。
何を隠そう私が見た目の変化、いわゆるルッキズム(外見至上主義)に捕らわれていて、それが最近少しマシになってきたからだ。

・過去話 ~成長期~

私はもともと食べるのが大好きで冗談ではなく人の2倍くらい食べており、高校入学の時には既に70㌔位*2あり、大学浪人のときに+10㌔、大学のときに+10㌔、社会人になってからは、飲みやストレスで+10㌔と気づけば100㌔超になっていた。

私には、自分が太っているというコンプレックスがずっとあった。
そのせいでモテないとも思ってたし、なんとなく他人に対し、申し訳無さとか罪悪感を感じて青春時代は生きてきた自覚がある。*3

要は、自信がなかった。

自分に似合う服はなかったし、人と話してても、なんだか優しくされてる気がする、面白くない自分より他の人と話している方がその人のためになるのに、と割と本気で思っていた。*4

・過去話 ~ダイエット期とその後の変化~

そんな私だが、数年前に会社からその見た目をどうにかしろ、と言われたのを契機に、筋トレと栄養学に出会い、1年で30㌔痩せて、70㌔まで戻した。その時にお腹の皮が伸びることを学んだ。今でも若干コンプレックスだ。それでも、見た目が変わったことは嬉しかった。

見た目が変わったことで私に何が起きたか。

まずは、着れない服が着れるようになった。そうすると、以前は普通に着ていた服ではあったが、気分は良かった。服の選択肢も増えた。今までは服屋に行って、鏡の前に行っても、どうせ何も似合わんと思い興味のもなかった。それが似合うように見えてくるのである。鏡の前で自分悪くないじゃん、と思えるようになる。これは嬉しかった。これだけでもダイエットが報われた、自分偉い!と自分を褒めたりもした。

見た目が悪くないと感じると、怖かった他人へのコミュニケーションもマシになる。一時期は痩せた姿を見てほしくて、色んな人にあった。*5その経験の中で、そこまで人に怯えなくてもいいこともなんとなくわかるようになった。

 
事程左様に、痩せたことによってルッキズムの呪縛に捕らわれる機会はだいぶ減った。洋屋で気分を落とすこともないし、人付き合いは未だに得意ではないけど、自己嫌悪まで陥ることはなくなった。


私にとっては痩せたことは、とてもプラスに働いた。本当に痩せてよかった。*6


まとめると

ルッキズムは強要されるものではないと思うし、どんな姿でも、その人が良いなら、その姿で問題無い。しかし他人の見方は確実に変わるので、承認欲求との付き合い方は変わるだろう。
それだけ、見た目って本当に重要!それは他人に対してもそうだし、それ以上に自分の自信に対して重要!

人間中身だ、と私も言いたいけど、自分にもプラスの効果があるなら享受したほうがいい。ダイエットが大変なら今なら受肉という手段もある。*7

見た目が変わることでの変化は一度は経験してみるのがおすすめ。良かれ悪かれ、その威力がわかる。


整形水を見てそんなことを思い出した。


久々熱のある事案だったので、拙い文章ですが残しておきます。


この件については色々な人と話してみたいな。

*1:反応もらえるのは嬉しい

*2:今考えると特段太ってないんだよなあ

*3:本当に見た目だけのせいかは、別のお話

*4:今考えると、そのときの友人に対してとても失礼なことをしていたし、その時友人だった方は本当にありがとう

*5:間違いなくうざかったと思う。何も言わなかった皆さんごめんなさい。

*6:因みに、一度リバウンドをして、今はそれなりにまとも。もっといい体になりたい!

*7:これも簡単では無いと思いますが。。。