非モテとして
お久しぶりです。
たまには書きたいことがあるので書いてみます。
六本木の夜
ワインバー
「天気の子」を見てほくほくしていた週末の夜。時間は夜の23時過ぎ。社長からのお誘いで六本木のバーでワインのお誘いがあり、その場所に赴いた。その日はお店の記念日でワインが飲み放題。途中参加だったのもあり、周りはいい感じに出来上がっている人ばかり。
ボッチの私
てっぺんを超えたころ。私は店につき飲み始めた。社交的な場に連れてこられても人に話しかけないのが私の強味。社長に何人か経営者仲間を紹介されるも、ある程度話をして彼らが自分の席に戻ればまた一人。一人なのをいいことに延々ワインを飲みつつ適当に楽しんでいた。ワインの名前の種類も全然覚えていない。ちなみに私はワインは全くわかりません。確かに普段飲むワインよりは飲みやすい、というか深い印象はあったけど結局どんな味かはあまりわからない。無駄酒楽しい。
酔っ払い現る
一人で飲み始めて1時間経たない程度。それでも、一人で飲んでいると見かねた社長がある女性を私に紹介してくれた。見た目は160センチ程度、かわいいよりは綺麗より。私の想像の中にある大人しめな港区女性という印象。その女性は最初からテンションが高くそれなりに酔っていた。何を話せばいいかわからないから、とりあえず好きなお酒を聞いたり、趣味は何か聞いてみたりと必死に話してた気がする(めんどい)。その女性は美術が好きで、その作者の聖地巡礼を行ったりするブルジョワな人だった。港区女子ってすごい。
その後も好きなお酒の話をしたり、海外ドラマの話をしたりと割りと話はできたので、その場は結構楽しく過ごせました。ありがとうございます。その時に教えていただいたドラマはHuluでやってるウェントワースというドラマ、40-50分が70話もあったので、かなりボリューム、時間があれば覚悟を決めてみたい。。。
置いてけぼり
このころからは時間は覚えていない。私はまだ港区女子と話していた。その時あることに気付く。社長がいない。すぐに社長に連絡。社長は近くの別の場所で飲んでいるらしい。私たちがやたら楽しそうに話しているからお邪魔してはいけないからと、静かに出ていったらしい。
彼女との話は楽しかったが、そうなると私もある程度見切りをつけなければいけない。そう思い、話は楽しかったので、また会えますか?またいいお酒でも飲みながらお話ししましょう、と言って私は去ろうとした。
女子力
私がお店を出ようとした時、その港区女子もお店から出てきた。彼女も一緒に帰ると言ってきた。なんて答えていいかわからなかったので、方向が別だから、という理由で心ばかりのタクシー代を渡して私はどうにかやり過ごそうとした。
その時彼女は私の背中をつかんできた。そして、一緒に帰ろうと。
どこへだろう。
私は混乱していたが彼女の意志は変わらなかった。それに押されて私は一緒にタクシーに乗って、何の用もないお台場の方へ行くのであった。港区女子はこういうことを息が吸うようにできるのかと、とても関心。
タクシー
おそらく4時前。軽く白んだ空が見え始めたころ、私はタクシーにいた。もちろん港区女子も隣にいる。タクシーの中で話すこととは何なのだろうか。何も思いつかず沈黙が続く。そんな時に社長からLINE。
「彼女既婚者だから気を付けてね」
だったら、紹介しないでほしい。それに何を気を付けるというのだ。こっちはただ、いい気分でまた酒が飲みたいのに。そんな考えとは裏腹に彼女はずっと私を掴んでる。さて、これは何のサインだ。このサインが何かのOKだとして、私はどうすればいいのか。
沈黙も嫌であれば、よくわからない駆け引き状態も嫌だったので、ストレートに聞いた。このまま続くと好きになりそうだと、私はお酒が好きでお話が楽しい君がいいのに、そういう目線で見てしまいそうだと。彼女は黙ったままだった。なお、ずっと掴んでる。
こういう場合は、私が覚悟を決めるしかないと思ったので、そのまま沈黙を保ち、彼女の体調を心配する方に注力し続けた。